🎬YouTubeビジネスの学校ポータル

「見てもらう」の前に、「見たくなる」ができていますか?

🗓 2026-04-21

皆さん、こんにちは。Jです。

先日、KYOKOさんからコミュニティに向けてのメッセージがありましたよね。

https://www.chatwork.com/#!rid295804348-2097621439778914304

↑これね。

私からも補足として、少し書いておきたいことがあります。

今回、きっかけになったのはコケさんの「動画を最後まで見てください」というお願いの仕方だったわけですけど、

私、この議論を見ていて思ったんですよ。

そもそも、論点がちょっとずれているんじゃないかな、って。


「最後まで見てもらう」こと自体は正しい

まず前提として、KYOKOさんが言っていた「コミュニティ内で動画を見てもらうのはアルゴリズム的にブーストになる」という話、ここは完全に正しいです。

今のYouTubeは、立ち上げ初期に少人数でテスト配信をして、そこで視聴維持率とかクリック率が良ければ、もっと広いオーディエンスに展開していく仕組みになっています。

だから、初期に濃く見てもらえるコミュニティがあるって、本当にありがたい環境なんですよね。

「最後まで見てもらうこと」も、指標としては正しいです。

視聴維持率はYouTubeにとってかなり重要なシグナルですし、早期離脱が続くと「この動画は満足度が低い」というシグナルが入ってしまうので、ここも間違いない。

じゃあ何が引っかかるのかというと、「最後まで見てもらうために、どういう伝え方をするか」という部分なんです。


「お願いする」の前にやることがあるよ、という話

「最後まで見てください」と直接お願いすること自体は、悪いことじゃないと私は思っています。コミュニティ内での宣言としてはストレートですし、本気度も伝わる。

ただ、マーケティングの視点で見ると、これって順番としては後ろのほうなんですよ。

本来、動画を出すときにやることって、こういう順番なんです。

その動画が誰に、なぜ刺さるのかを自分の中で明確にする。

サムネ・タイトル・冒頭30秒で、その刺さるポイントをちゃんと見せる。

コミュニティに共有するときは、「今回の動画はこういう工夫をしました」「こういう視点で見ると面白いです」と、価値を添えて告知する。

その結果として、興味を持った人が自然に最後まで見る。

これができていれば、「最後まで見てください」とお願いしなくても、興味のある人は最後まで見てくれるんですよね。

ここでよく誤解されるんですけど、「ターゲット外の人が最後まで見ちゃうとアルゴリズム的にマイナスになるんじゃないか」って心配する方もいるんですよ。

でも、今のYouTubeのアルゴリズムはそうじゃないんです。

KYOKOさんの投稿でも触れられていた通り、今のYouTubeはひとりひとりの視聴履歴を個別に見て推薦を組んでいます。

だから、普段ビジネス系しか見ていない人が子育て系の動画を最後まで見たとしたら、

「ビジネスクラスタの人でもこの動画は最後まで見た=ジャンルを超えて刺さる力がある」

というポジティブシグナルになるんですよね。

ここはKYOKOさんの説明の通りです。

じゃあ何が問題かというと、発信者としてのスタンスの問題なんです。

「最後まで見てください」とお願いする発信と、「こういう意図で作ったので、よかったら見てFBもらえると嬉しいです」と価値を添えて告知する発信。

どっちが発信者として筋がいいかというと、明らかに後者なんですよ。

皆さんがこれから外のお客さん相手に発信していくことを考えたら、

「お願いベース」の告知スキルじゃなくて、「価値を伝える告知スキル」を鍛えたほうが絶対にいい。

コミュニティでの告知って、外に向けた告知の練習でもあるので、

お願いするよりも、興味を持たせる告知文を書く練習として使ったほうが、自分の発信力が上がっていくんです。


これ、YouTubeに限った話じゃないんですよ

ここが今日いちばん伝えたいところなんですけど、この話、YouTubeだけの話じゃないんです。

ブログでも一緒です。

記事の滞在時間は評価指標になりますし、直帰率が高ければバッドシグナルになります。

SNSでも同じで、保存率・滞在時間・コメント率、全部見られています。

LINEでも、開封率・クリック率・反応率を運営側は見ている。

どのプラットフォームでも、構造は一緒なんですよ。

興味のある人に、価値のあるコンテンツを届けて、最後まで消化してもらう。

これができているかどうかで、すべてのプラットフォームで評価が決まります。

プラットフォームが変わっても、この構造は変わらないんです。

だから、今回のような「最後まで見てもらうためにお願いするかどうか」という議論って、

本当はもう一段手前の話で解決するんですよね。

お願いの有無じゃなくて、そもそも見たくなるコンテンツ設計と告知ができているか、ここなんです。

SEOをちゃんと勉強したことがある人ならわかると思うんですけど、

クリックされないリンクに価値はないですし、最後まで読まれない記事にも価値はない。

機能するコンテンツを出して、機能する告知をする。

ここを外すと、どんなプラットフォームでも伸びないんですよ。


コミュニティへの告知は、マーケティングの練習の場でもあります

たとえば、皆さんがビジネス学園のメンバーに動画を共有するとき、こんな告知の仕方を試してみてほしいんです。

「今回の動画、サムネを◯◯という意図で作りました。冒頭30秒で視聴者の△△を掴みにいく構成にしています。よかったら見て、FBもらえると嬉しいです」

こういう書き方だと、読んだ人は「どんな工夫をしたんだろう?」という視点で動画を見てくれますよね。

結果として、自然と最後まで見てもらえる。

これ、実は外のお客さん向けの告知と、やっていることは全く同じなんです。

だからコミュニティへの共有を、仲間への報告で終わらせるんじゃなくて、

外に向けて告知するときの練習として使うと、毎回が学びになるんですよ。

興味を持たせる告知文を書けるようになるって、日々の告知でしか鍛えられないので、コミュニティっていい練習の場だと思ってください。


伸びている人たちには、共通する「立ち回り」があります

ここはちょっと踏み込んだ話をしますね。

学園の中で、立ち上げ初期からスムーズに伸びていった人たちを思い出してみてください。

過去にも、合宿のタイミングでチャンネルを立ち上げてブーストがかかった人や、

コミュニティ内での注目を追い風に一気に伸びていった人たちが何人もいましたよね。

この伸びた人たちに共通していることがあるんですよ。

みんな、このコミュニティの中で注目されていた、という共通点です。

勉強会にちゃんと出席して顔が知られていた。

発言して存在を認識されていた。

合宿に参加してリアルに関係を築いていた。

事前にチャンネル立ち上げの告知を温めて、「この人の新しいチャンネル、見たい」と思わせる空気を作っていた。

コミュニティで顔が見えている人が動画を出すと、見るほうも「あの人の動画だ、ちゃんと見よう」となるんですよ。

特に合宿期間中なんて、参加者はフィードバックを書くことが前提になっているので、みんな最後まで動画を見ます。

この環境で動画を出せるって、冷静に考えるとかなり贅沢なことなんですよね。


これ、情報発信の縮図なんですよ

で、ここが今日いちばん深い話なんですけど、コミュニティの中での立ち回りって、情報発信の世界の縮図なんです。

考えてみてください。

コミュニティの中で注目される人って、何をやっているか。

  • 勉強会にちゃんと出る。
  • 発言する。
  • 自分のやっていることを開示する。
  • 他の人の動画も見てフィードバックを返す。
  • イベントに顔を出す。
  • 相手との関係を丁寧に作る。

これ、外のお客さんとの関係を作っていくプロセスと、完全に同じなんですよ。

見てもらえる人、買ってもらえる人、応援してもらえる人になるためには、

こういう地道な積み重ねが必要で、それって結局「人間関係の中でどう立ち回るか」という話なんですよね。

で、これ、AIにはできないことなんですよ。

AIはいくらでもコンテンツを量産できます。

文章も作れるし、サムネも作れる。

でも「この人を応援したい」「この人の動画を最後まで見たい」という感情を、相手の中に積み上げていく仕事は、人間にしかできないんです。


逆に言うと、ここで伸びない人は外でも伸びない

ちょっと厳しい言い方になりますけど、今日はここまで言っておきますね。

もしコミュニティの中で、幽霊部員のままで、発言もせず、勉強会にも出ず、仲間からも注目されていない状態であれば、

外のお客さん相手にも同じことが起きるんですよ。

コミュニティっていうのは、受講生仲間という好意的なベースがあって、

その上で立ち回りの練習ができる場なんです。

ここで試せない、ここで関係を築けない人が、外に出て赤の他人を振り向かせることなんて、できないんですよね。

逆に言うと、ここでちゃんと立ち回れている人は、外に出ても同じことができます。

勉強会で発言している筋肉、仲間の動画を見てFBを返している筋肉、自分の進捗を開示している筋肉。

全部、外で発信していくときに活きてくる筋肉です。

だから、このコミュニティに属していることのメリットって、学習コンテンツだけじゃないんですよ。

ここで人間関係の立ち回りを練習できる、という部分が、実はいちばん大きい果実だったりします。

その果実を取りに行くのか、幽霊部員で終わるのか。

これは皆さんの選択次第です。


もう一つ補足:「5本で傾向が見える」について

ここからはちょっと別件なんですけど、最近ミーティングの中で「5本で全部決まるのが怖い」という話が出ていたみたいなので、補足させてください。

私が「動画を5本くらい出した時点で、そのチャンネルの傾向は見える」と言ったことが、「5本ですべてが決まる」と受け取られてしまったみたいなんですけど、そういう意味じゃないんですよ。

正確には、5本くらい出した時点で、このチャンネルはこれから伸びていきそうか、

それともちょっとハズレのドメインだったかな、というのが傾向として見える、という意味です。

決まるんじゃなくて、見える、です。

YouTube公式の見解では、「データが蓄積するには50本から100本は必要」と言われていて、それはそれで正しいんです。

ただ、私は本当にたくさんのチャンネルを見てきた中で、最初の数本で既に強いシグナルが出るチャンネルと、なかなか出ないチャンネルがあることを、肌感覚としてはっきり感じているんですよね

ちょうど今日、Misaさんとミーティングしてアナリティクスを一緒に見たんですけど、

動画3本の時点でチャンネル登録者が79人、3本目の動画は1000回再生を超えていました。

そして流入経路を見ると、ブラウジング機能からの流入が80%以上。

これはYouTubeがこのチャンネルを「おすすめ」として外部に露出してくれている、という意味なんですよ。

受講生1000人が見たわけじゃないんです。

受講生による初動の再生はせいぜい数十〜百数十のレベルで、そこを超えている再生は、YouTubeがレコメンドで外に出してくれた結果なんですよね。

この状態であれば、私は「このチャンネルの未来は明るい」と判断します。

3本でも、十分わかるんです。

逆に、全然シグナルが出ないチャンネルだと、5本10本と出しても1動画あたり2〜3回しか再生されないこともあります。

これは動画の問題というより、そもそもドメインのポテンシャル自体が弱いケースです。

だから「5本出したら全部決まる」じゃなくて、「5本くらいで方向性を見直す材料が揃う」という意味で捉えてほしいんですよね。

早い段階で判断材料が揃うって、実はありがたいことなんです。

ダメなら早めに方向転換できるわけですから。

ちなみに、Misaさんのチャンネルも、立ち上げ初期から丁寧にコミュニティで告知を温めていて、

勉強会や合宿で関係を築いてきた仲間たちがじっくり最後まで見てくれている、というベースがありました。

だから3本目の段階でYouTubeが「これはいい動画だ」と判断してレコメンドに出してくれたんですよね。

KYOKOさんの言う「コミュニティでの共有はアルゴリズム的にブースト」という話、こういう形で実例としてちゃんと機能しているんですよ。


最後に

今回の議論、私は見ていてひとつ思うことがあったんです。

「最後まで見てください」とお願いするかしないか、って議論は、たぶんずっと答えが出ないんですよね。

人によって受け取り方が違うから。

それよりも、

「そもそも見たくなる告知ができているか」「そもそも最後まで見たくなる動画になっているか」、そして「そもそもコミュニティの中でちゃんと立ち回れているか」、

ここに意識を向けたほうが、自分の発信者としての力が一段上がります。

皆さんがこれから外のお客さん相手に発信していくことを考えると、今コミュニティでやっている告知ひとつひとつ、勉強会での発言ひとつひとつ、全部練習です。

仲間が見てくれる環境って本当に貴重なので、フル活用してください。

今日はこのあたりで。また次回。