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「伸ばす」より先に、「減らす」ができていますか?

🗓 2026-06-09

皆さん、こんにちは。Jです。

受講生の皆さんを見ていると、伸び悩んでいる時ほど「次に何をやればいいか」を探している方が多いんですよね。

新しいノウハウ、新しい編集テク、新しいサムネの作り方。

もちろん、それを取り入れていくのは大事なことです。

ただ、私が見ていて思うのは、伸びる前にやることがもうひとつあって、それが「減らす」なんですよ。

やることを増やす前に、いま無意識にやってしまっている雑な動きを、ひとつずつ減らしていく。

こっちのほうが、実は手応えが早く出たりします。

今日はこの「減らす」という話を、投稿の前と後に分けて整理してみます。


「なんとなく作って、なんとなく投稿して、なんとなく落ち込む」

まず、伸び悩んでいる時のよくある流れを言葉にしておきます。

ネタをなんとなく思いついて、なんとなく撮って、なんとなく編集して投稿する。

そして翌朝、再生数を見て「うわ、今回もダメだったか」と、なんとなく落ち込む。

この「なんとなく」が3つ並んでいる状態、心当たりある方も多いんじゃないでしょうか。

別にサボっているわけじゃないんですよ。

ちゃんと動画は作っているし、毎週投稿もしている。

むしろ頑張っている。

だけど、ひとつひとつの工程に「なぜこうするのか」という判断が抜けていることが多いんです。

この3つの「なんとなく」を減らすだけで、チャンネルの見え方はけっこう変わります。

増やすんじゃなくて、減らす。

ここから具体的に見ていきましょう。


投稿する前に、やめたほうがいいこと

伸びるかどうかって、投稿ボタンを押す前の段階で、かなりの部分が決まっているんですよ。

投稿してから慌てるんじゃなくて、投稿前の雑さを減らしておく。

ここで4つ挙げます。

ひとつ目は、リサーチをせずに勢いで作ること。

ネタを思いついた勢いのまま撮り始める。

気持ちはわかります。

でも、そのテーマがそもそも視聴者に求められているのか、似たような動画がどう受け取られているのか、ここを見ないまま作ると、できあがってから「あれ、これ誰が見るんだろう」となりがちなんですよね。

撮る前に少しだけ手を止めて、確認する。

これだけで無駄打ちがかなり減ります。

ふたつ目は、タイトルを投稿の直前に適当に決めること。

動画を作り終えて、いざ投稿という段になって、その場でタイトルを考える。

これ、本当にもったいないんです。

タイトルは、視聴者が「見るかどうか」を決める入口ですからね。

編集に何時間もかけたのに、入口を数十秒で決めてしまったら、つり合っていないですよね。

三つ目は、概要欄と固定コメントを空欄のままにすること。

ここを空っぽにしている人、けっこういます。

概要欄は、その動画を見た人が「次にどこへ行けばいいか」を伝えられる場所なんですよ。

固定コメントも、見てくれた人とのやり取りの起点になります。

空欄のままだと、せっかく来てくれた人がそのまま帰ってしまう。

埋めるだけでいいんですから、ここは減らすというより「空欄を減らす」と思ってください。

四つ目は、伸びた動画を、表面だけ真似すること。

伸びている動画を見て、そのタイトルの付け方やサムネの作り方を、見た目だけそっくり持ってくる。

これ、うまくいかないことが多いんです。

なぜなら、その動画が伸びたのは見た目のせいじゃなくて、視聴者が見たいと思う理由がちゃんとあったからなんですよね。

真似するなら、見た目じゃなくて「なぜそれが効いたのか」のほう。

ここは、ひとつ前のコラムで話した距離感の話ともつながってきます。


投稿した後に、やめたほうがいいこと

投稿前だけじゃなくて、投稿した後にも、減らしたほうがいい動きがあります。

一番多いのが、投稿した翌朝にすぐ数字を見て落ち込むこと。

投稿して数時間、翌朝の再生数を見て「全然回ってない」とがっかりする。

でも、投稿直後の数字って、まだ評価が定まっていないことが多いんですよ。

見るなら、もう少し時間を置いてから、落ち着いて見たほうがいい。

朝イチの数字に振り回されて気持ちが沈むのは、減らしていい習慣です。

もうひとつは、再生数「だけ」を見て一喜一憂すること。

再生数は確かに目につく数字です。

だけど、再生数を見ても「次どうすればいいか」はあまりわからないんですよね。

本当に見たほうがいいのは、視聴者が「どこで見るのをやめたか」のほうなんです。

動画のどのあたりで離脱が増えているか。

最初の数秒で抜けられているのか、途中でだれて抜けられているのか。

ここを見ると、次の動画で直すべき場所がはっきりします。

「再生数が少なかった」で止まると落ち込んで終わりですが、「冒頭で抜けられていた」まで見れば、次の一手が見えてくる。

同じ数字を見るのでも、見る場所を変えるだけで、立ち直りも早くなりますよ。


引き算だけでも、チャンネルの見え方は変わる

ここまで挙げてきたこと、新しく何かを増やす話はひとつもなかったですよね。

ぜんぶ「やめる」「減らす」という話でした。

伸びない原因って、才能が足りないからだと思い込んでいる方が多いんですが、実際は投稿前後の雑さに出ていることのほうが多いんです。

リサーチを飛ばす、タイトルを後回しにする、概要欄を空けたまま、表面だけ真似する、朝イチの数字で落ち込む。

ひとつひとつは小さなことですけど、これが積み重なると、せっかくの動画の力を自分で削ってしまうことになる。

逆に言えば、この雑さを減らすだけで、いま作っている動画はもっとちゃんと届くようになります。

新しいノウハウを足す前に、まずここを整える。

全部いっぺんに直そうとしなくていいです。

今週は「タイトルを先に決めてから撮る」だけでもいい。

来週は「投稿前に概要欄を埋める」を足す。

そうやってひとつずつ「なんとなく」を減らしていくと、気づいたときには、投稿のたびに落ち込む回数がだいぶ減っているはずです。

夏に向けてチャンネルを変えたいと思っている方は、新しいことを探す前に、まず投稿前後の自分の動きを一度見直してみてください。

減らせるものは、たぶんいくつも見つかります。

今日はこのあたりで。

また次回。